Webエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性について徹底解説

皆さんはWebエンジニアという職種に対してどのようなイメージを持っていますか?
インターネットを利用して情報を得たり、買い物をしたりすることが当たり前となった今、将来性の高い職種として注目されているのがWebエンジニアです。
名前は聞いたことはあるけれど、実際にWebエンジニアがどのような仕事をしているのか知らない方も多いと思います。
そこで今回は、Webエンジニアの仕事内容・年収・将来性について徹底解説したいと思います。
もしWebエンジニアへの就職/転職を考えている方は、はじめの一歩となる知識が身に付くと思いますので、是非最後までお読み下さい!!
Webエンジニアとは?
WebエンジニアとはWebサービスの設計・構築をする職種です。
【Twitter・Amazon・メルカリ】などをWebサービスといい、これらを開発しているのがWebエンジニアとなります。
Webエンジニアはかなり将来性のある職種です。IT業界の市場規模が右肩上がりで伸びているため、Webエンジニアの需要はこれから更に高くなります。
引用:経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査
また、Webエンジニアは資格や学歴が重要ではありません。とにかくスキルが重要視されます。
そのため、誰でも努力してスキルを身につければ、それに見合った年収となるため非常に『魅力的な職種』だと言えます。
では、実際にどのような業務を行うのか詳しく解説したいと思います。
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアは主に3の職種に分かれており、それぞれ担当する業務が異なります。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)
- アプリケーションエンジニア(IOSエンジニア・Androidエンジニア)
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、Webサイト(Webサービス)のフロントエンド側(ユーザーが目にする画面)の設計・構築・カスタマイズを行うエンジニアです。
主な業務内容としては、Webデザイナーが作成したサイトデザインを元に【HTML/CSS・JavaScript・PHP】などのプログラミング言語を駆使してWebサービスの構築・カスタマイズを行います。
最近のフロントエンド開発では、Node.js(JavaScriptをサーバー側で動かせる技術)の誕生や、JavaScriptフレームワークの充実(React・Vue・Angular)により、SPAの開発が盛んに行われています。
SPAとは、シングルページアプリケーションの略で、簡単に言うと単一ページでコンテンツの切り替えを行うWebアプリケーションのことです。 TwitterやGoogleマップなどが代表的なSPAとなります。
そのため、将来的にフロントエンドエンジニアになりたいという方は、【HTML/CSS・JavaScript・PHP】などといったプログラミング言語に加えて、Node.jsの知識も身に付けましょう。
また、企業によってはデザイン部分も担当するフロントエンドエンジニアが存在し、その場合【Photoshop・illustrator】などの画像編集ソフトのスキルを求める企業もあります。
デザイン部分を担当しない場合でも、フロントエンドエンジニアはデザイナーと連携する機会が非常に多いため、Webデザインの知識を少しでも持っておくと役立つでしょう。
- 扱う言語は【HTML/CSS・JavaScript・PHP】
- Node.jsに関する知識が必要
- Webデザインの知識があれば尚良し
バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)
バックエンドエンジニアとは、Webサイト(Webサービス)やアプリの構築においてサーバーやデータベースなどのシステム側の構築や管理を行うエンジニアです。
フロントサイドエンジニアがユーザの目に見える部分を開発する一方、バックエンドエンジニアはユーザーの目に触れない部分を開発します。
主な業務内容としては、【PHP・Ruby・Java】などのプログラミング言語を駆使して、サーバーサイドの構築・データベース設計などを行います。
フロントエンドエンジニアと連携してWeb開発を行うことも多いので、バックエンドエンジニアはWeb関連の全般的な知識を身につけておく必要があります。
- 扱う言語は主に【PHP・Java・Ruby】
- サーバー構築・データベース・インフラ周りに関する知識や技術が必要
- Web関連の全般的な基礎知識が必須
アプリケーションエンジニア(IOSエンジニア・Androidエンジニア)
アプリケーションエンジニアとは、IOSアプリ・Androidアプリの開発を行うエンジニアです。
担当業務はかなり広範囲で、フロント・バックが分担して開発を行うことは少なく、基本的にアプリ開発の一連の作業を全て担当します。
開発言語はかなり限定的で、IOSアプリの場合はSwift、Androidアプリの場合はKotlin・Javaでの開発が主流となっています。
皆さんの中にも「何でIOSアプリはあるのに、Androidアプリはないの?」と疑問を感じていた方も多いと思いますが、その裏では開発言語が異なりコストがかかってしまうという理由があったんですね…。
しかし最近では、Flutter(Date言語)と呼ばれる一つの言語でiOSとAndroidどちらのプラットフォームでもアプリケーションが動くという魅力的な技術が誕生し、アプリケーションエンジニアの中で人気が急上昇しています。
Flutterの求人はまだまだ少ないですが、今後の伸び率が非常に期待できるので、もし将来的にアプリケーションエンジニアになりたいという方は、Flutter言語から学ぶのも有りかと思います。
- IOSアプリの場合はSwift、Androidアプリの場合はKotlin・Javaの開発が主流
- Flutterの誕生によりiOSとAndroidどちらも一つの言語で開発可能に
今回説明した通り、Webエンジニアは職種によって担当する業務が大きく異なります。
そのため、これからWebエンジニアを目指す方は、まずどの職種を目指すのかを明確にした上で、学習や採用活動を進めるのが得策でしょう。
Webエンジニアの年収
IT・Web業界に特化した求人情報サイト『Find job』によると、Webエンジニアの平均年収は456万円となっており、全体の38%が400~499万円に分布されています。
『意外と低いな』と思われた方も多いのではないでしょうか?
ただ、Webエンジニアはフリーランス(個人事業主)になることで年収は急激に増加します。
業界最大手のレバテックフリーランスが行った調査によると、フリーランスエンジニアの平均年収は862万円となっています。
2016年の調査時は平均年収801万円だったので、いかにフリーランスエンジニアの需要が高くなっているのかが分かります。これからも平均年収は伸び続けるでしょう。
そのため、もしWebエンジニアとして年収を上げるのなら、ある程度会社で実務経験を積んだのち、フリーランスとして活動するのが一番得策だと思われます。
Webエンジニアになるには?
プログラミング未経験でもWebエンジニアに転職することは可能です。
最近では、IT人材不足の影響で未経験者の採用を積極的に行っている会社が増えているため『やる気』さえあれば誰でもWebエンジニアになれるのです。
ただ未経験から転職する場合、転職活動を誤るとIT派遣などのブラック企業に転職してしまう可能性もあるため注意が必要です。
多くの方が間違った手順で転職活動を行い、最終的にはブラック企業に転職してしまうといった事例が多数あります。
下記の記事で、未経験からWebエンジニアになるための正しい手順について詳しく解説しているので、是非お読み下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Webエンジニアは人気が上昇しているため、今後さらに狭き門になっていくと考えられます。
ただ、Webエンジニアには学歴や資格が必要ないため、きちんとした手順で転職活動をすることで誰でも理想的なキャリアステップを歩むことができます。
もし『今の仕事に不満を感じている』という方は、ぜひWebエンジニアへの転職をご検討下さい!!