【初心者向け】TypeScriptとは?導入するメリットをご紹介

今回の記事では、TypeScriptとは何か?そして使うメリット・デメリットは何か?について説明します。
『TypeScriptって何…?』『TypeScriptのメリット・デメリットについて知りたい』という方は是非お読みください。
TypeScriptとは?
TypeScriptとは、JavaScriptの弱点や使いにくい点を改善したプログラミング言語です。
TypeScriptで書いたコードは、コンパイラーによってJavaScriptのコードに翻訳されます。
基本的な制御構文や文法はほとんどJavaScriptと全く同じです。分かりやすく言えば『JavaScriptに便利な機能が追加された言語』というふうに思ってください!
TypeScriptを導入するメリット
エラーを探す手間がなくなる
let x = 10;
let y = 5;
x = 'hello';
let answer = x * y;
console.log(answer);
こちらはJavaScriptコードです。実行後string型の『hello』とnumber型の『y』がかけられないため、下記のようなエラーが発生してしまいます。
このように、JavaScriptは実行しないとエラーが分からないという弱点があります。このような短いコードだとすぐにどのエラーなのか分かりますが、コードが複雑な場合エラー探す手間がかかってしまいます。
TypeScriptでは、このような問題を型チェックにより改善しています。下記のコードをご覧ください。
let x:number = 10;
let y:number = 5;
x = 'hello'; let
answer = x * y;
console.log(answer);
違いは1・2行目のみになります。このように、変数宣言の際に、型を指定することで、未然にエラーを防いでいます。
このように、TypeScriptでは、実行する前にどこの記述が間違っているのかを教えてくれます。
型をいちいち書くのは面倒と思う方もいるかもしれませんが、あとでエラーを探す手間がなくなるので、確実にTypeScriptの方がいいと思います。
新しい文法を使っても古い環境で動作させることができる
JavaScriptでは、高い頻度で文法が新しくなるため、新しいJavaScriptに対応していないブラウザで動作せず、エラーが出てしまうといったことが多々あります。
しかし、TypeScriptを用いれば、let・const・class・継承といったJavaScriptの今時の文法が古いバージョンに対応したJavaScriptに変換されるため、そのようなエラーに悩むことがなくなります。
TypeScriptを導入するデメリット
学習コストが高いところです。
日本語で読める情報が少ないため、分からないことや困ったことがあった場合に調べる手間がかかる可能性もあります。
下記の書籍は、現段階で日本で一冊しかないTypeScriptの参考書になります。興味ある方はご覧ください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
TypeScriptには、今回紹介したメリット以外にも多くのメリットがあり、人気が実際の現場でも普及率が高まっています。
もしこの記事を読んでTypeScritpに興味が持ちましたらぜひスキルアップに学んでみてください。
それでは、また!