客先常駐(SES)がとにかく辛い…。地獄からの脱出方法を徹底解説

『客先常駐が辛い…。このままでいいのだろうか…』
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
情報労連の『ITエンジニア労働実態調査』によると、なんとIT業界全体の約8割が客先常駐として働いており、その働き方に不満を感じている方が大勢いるようです。
本記事では
- 『客先常駐の会社に就職するか悩んでいる』
- 『客先常駐を辞めたい…』
このような方々に向けて、客先常駐が辛い理由・客先常駐からの脱出方法について詳しく説明したいと思います。
客先常駐とは?
客先常駐とは、簡単に言うと自社で働かずに他社に派遣されて働く業務体系のことです。
普通は就職が決まればその会社内の部署に配属され業務を行いますが、客先常駐の場合、就職した会社から他の会社に派遣され、その派遣先の会社に指示された業務を行います。
派遣先では扱いが酷いところも多く、『きつい』『帰れない』『給料が低い』といったブラックな現場が非常に多いです。
自社勤務のエンジニアよりも、客先常駐は【リスク・デメリット】が多く、勤務形態も不安定になりがちです。
それでは、客先常駐が辛い理由について解説していきたいと思います。
客先常駐が辛い理由
スキルアップが難しい
『様々な現場を経験して、より多くのプログラミング言語や技術に触れることができる』
そう思って入社した方も多いと思います。
ですが『実際にスキルアップに繋がるような仕事を担当できるか』という点については派遣先によって異なります。
派遣先によっては、指示された業務のみを行う場合もあるのです。
そのようにして指示された仕事のほとんどは、下流工程と呼ばれる業務で、システム開発におけるプログラムの打ち込みやテストなど、簡単な仕事を任せられる場合が多いです。
中には、派遣先企業の中にはITスキルすら必要としない雑務に近い作業を行っているケースもあります。
そのため、客先常駐ではスキルも給料も上がらない悪循環に陥ってしまう場合が多々あるのです。
給料が上がりづらい
客先常駐は、客先で出した成果は関係なく、労働時間に給与が払われますケースが多いです。
その為、常駐先でどんなに成果を上げても、自社に払われる額は一定です。
また、あなたの仕事ぶりが自社の上司に直接届きにくいため、出世や昇進も難しい傾向があります。
このような業務体系のため、客先常駐は『年収・給料』が上がりづらいのです。
契約が切れるたびに出向先が変わる
客先常駐は、同じ客先でずっと働くわけではありません。
担当していたプロジェクトが終わると契約が切れることが多く、その度に出向先が変わり、また客先面談からしなければならないのです。
そのため、ある現場で仕事をこなせるようになっても、そこで契約が打ち切られてしまうとまた他社でキャリアを積み上げていく必要があり、長期的に実績を積み上げていくことができないという背景があります。
客先常駐先との信頼関係を気づくところから再スタートとなるため、精神的に不安定になる方も非常に多いです。
客先常駐(SES)は早めにやめた方がいい
もし客先常駐(SES)で働いていて、悩みを抱えている方は転職を考えてもいいでしょう。
ここまで様々なデメリットを紹介しましたが、これから先何年も客先常駐で働く覚悟はありますか?
『まぁいいや、今はとりあえず…』と何度も先送りしていると、必ず後悔することになります。
できるだけ早く若いうちに転職活動をすることで、転職成功の確率も高まります。
また、現在IT人材不足の影響で、エンジニアの採用を積極的に行っている会社が増えています。
引用:経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査
エンジニア不足の今、世間は追い風です。このチャンスをぜひものにしましょう。
Webエンジニアへの転職がおすすめ
現在客先常駐として働いている方には『Webエンジニア』への転職をおすすめします。
その理由は以下の3つです。
- Web業界の市場規模が右肩上がりで伸びている
- 学歴・資格が必要なく、スキルが重要視される
- 転職、またはフリーランスになることでスキルに見合った年収に増加
Webエンジニアはかなり将来性のある職種で、圧倒的人材不足の今、実務経験を何年か積んだら多くの企業から求められる人材になります。
私自身現在Webエンジニアとして働いていますが、『私服OK』『休憩時間自由』『やった時間ではなく全て成果次第』と本当に自由で自分らしく働ける会社です。
プログラミング好きな方には本当におすすめの職種だと言えます。
もし、Webエンジニアについてより詳しく知りたいという方は下記の記事を参考にして下さい。
Web上では新たなシステム機能が年々増えており、それに伴いWebエンジニアの採用ニーズも高まっています。
ただ、プログラミング経験が浅い状態でWebエンジニアに転職する場合、転職活動を誤るとIT派遣などのブラック企業に転職してしまう可能性もあるため注意が必要です。
下記の記事で、Webエンジニアになるための手順を詳しく解説しているのでもし興味のある方はご覧ください。